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エッセンシャルオイル図鑑 意外と高価な精油の秘密 精油の作り方編

2015/06/03(水)


記事用バナー 宮本

 

 

 

みなさま、ごきげんよう
AEAJアロマテラピーアドバイザーと検定保持者がいるお店【アロマ暮らし】
のスタッフ、宮本です。

前回は精油の基礎知識についてご紹介いたしました。

まだお読みでない方は↓の文字をクリックしてご覧ください。

 

エッセンシャルオイル図鑑 基礎知識編

 

今回は基礎知識の発展として精油がどのように作られているかを紹介したいと思います。

そこに精油が意外と高価な理由が隠されています。

 

 

■精油の作り方■

精油は植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂から抽出された、100%植物由来のエキスです。

抽出は各植物に合った方法で行われます。

では、どんな抽出方法があるのでしょうか。

 

 

■精油の抽出方法■

【水蒸気蒸留法(直接法)】

もっとも一般的な抽出方法です。

蒸留釜に植物を詰めて、水蒸気で植物を蒸します。

香りの元となる芳香成分は水蒸気と共に冷却槽まで運ばれ冷されます。

冷やされることで再び液体化された芳香成分は「芳香蒸留水」と呼ばれ、その表面に分離して浮かんでいるものが「精油」です。

 

 

【水蒸気蒸留法(間接法)】

今では一般的ではなくなりましたが、ローズなど芳香成分が水に溶けてしまいやすい植物から精油を抽出する際に用いられていました。

一度蒸留した芳香蒸留水を、もう一度蒸留釜に戻して再度蒸留して精油を採取する方法です。現在では手間とコストがかかるため、あまり行われていない手法です。

 

 

【圧搾法】

主に柑橘系の果皮から精油を抽出する際に用いられます

圧力をかけるだけで簡単に精油が抽出できるのがメリットです。

現在では、機械で果実を丸ごと絞り、果実と精油を分離する手法がとられています。

 

 

【溶剤抽出法】

芳香成分が熱に弱い花から精油を抽出する際に用いられる手法です。

溶出窯で揮発性溶剤と呼ばれる薬剤に芳香原料をひたして溶剤に芳香を定着させます。

その後、この薬剤を揮発させることで芳香成分が固形ワックスとして残ります。

このワックスをアルコールで溶かし(油分はアルコールによく溶けるため)芳香成分をアルコールに移してから、アルコール分を冷却して芳香成分だけを採取するという非常に複雑な手法です。

この手法で採取された精油は”絶対的なもの・純粋なもの”を意味する「アブソリュート」とよばれ”Abs.”とも表記されます

それゆえ、アブソリュートは非常に希少で高価な精油です。

 

 

【油脂吸着法】

溶剤抽出法が確立されるまではこの手法が用いられていました。

国枠に板ガラスをはめた道具のガラス部分に牛脂や豚脂に芳香成分を吸収させるというものでした。

 

 

■精油が意外に高価なわけ■

今まで説明しただけでも、精油を作るのは非常に複雑な工程を経ていることがお分かりいただけたと思います。

 

更に、精油は合成物質を使わない100%植物由来です。

更に更に、精油の採油量は非常に少なく、植物により違いは大きくありますが大体が1%以下です。

 

ローズに至っては採油率は0.02%ほど。

一滴の精油を得るのに50本のバラの花びらが必要となるのです。

 

簡単に言うと、生産コストが莫大にかかるということなのです。

しかし、手間暇をかけたものであるからこそ良質な精油が得られるのであり、

良質だからこそ大昔から生活に根付いているとも考えられます。

私はそう思います。

 

値段だけを見るとびっくりしてしまいますが、その価値に見合った品質と手間暇がかけられているのです。

 

 

以上、今回はここまで。

次回からは、それぞれの精油について詳しく説明してみようかと思います。

お付き合いいただきありがとうございます。

よしなに。

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